先に謝る。
ごめん。
少し前の、サナギになる前の僕のマインドだ。
ちょっとだけ、付き合ってやってくれ。
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いやほんと。
いい加減な依頼の仕方をするなよ。
こっち無償でやってんだからよ。
失礼だろう、お礼すらなく。
自分から誘っといて、予定が合わなくなったからクビって…
都合のいい使い方すんなよ人を。
よくよく聞いてみりゃ結局下手だからって…
なんで誘ったんだ笑
なんだ急に「ライブ見に来て!」って。
必要なくなったからサポート今までありがとう!すらなく
ついこの前まで無償でサポートしてくれてた人をライブに誘うって、
どんな神経してるんだ?
急にクビにしたと思ったら
ライブ直前にやっぱりやってって…
人の人生なんだと思ってるんだ笑
…はいどうも。
元々超神経質で、他責的で依存的な
イヌパワー龍之介です。
バンドサポートなんてロクなもんじゃねえわ。
二度とやらん。
っと、しかしこのブログはただの愚痴の掃き溜めではない。
表面的にはイラッとしてしまったが、ここから学びを見出すことから逃げちゃだめだ。
ということで、自分がバンドを3つクビになったことから、未来の自分に成長というバトンを託したいと思う。
今回はそんなお話し。
さて、なぜこうなったか。
1つ目。
自分で1番に思うのは、プロとしての覚悟が足りなかったこと。
この話に出てくる人たちは基本アマチュアで、(1人はプロだった)
だから僕も友人感覚でサポートしたんだ。
しかし、その感覚が間違っていた。
僕は別にギターで飯食うつもりもないしそんなに上手いわけでもない。
それが、イヌパワーはうまいからやってほしい、雰囲気があるからやってほしい、楽しそうだからやってほしいなどと表面上の承認欲求を満たしてくれる誘い方をされたもんだから、安請け合いをしてしまったのかもしれない。
だが、相手が真剣ならしかるべき報酬を受けて引き受けるべきだし、
相手が友人としての頼みならこちらも相手が信用できるかを精査して応じる権利がある。
引き受けた時点で何されてもある意味自己責任。
「信用」が「都合のいい解釈」に変わった瞬間、自分にも相手にもいいことは何もない。
更に言えば、報酬を受けとるだけの器が、僕にはなかった。
器とは、どれだけ他者へ価値提供できるか、それまで自分が積み上げて来た徳と言ってもいい。
それがないから、なあなあの引き受け方をしてしまった。
いただくべきものはいただく。
でないと自分にも覚悟が生まれない。
今、真剣にビジネスを学んでいるといかに過去の自分が幼かったかがわかる。
2つ目。
自分が真にどうしたいか、どうなりたいか。
理解していなかった。
自分と向き合うプロセスが足りなさすぎた。
要するに僕は自分がやりたい音楽しかやりたくない傲慢人間なのだった。
その自覚が足りなさすぎて、当時の僕は「しばらくライブしてないし、ギターの練習になるからやってみよう」という程度のモチベーションだった。
もし当時から本当に自分と向き合っていたら、
「自分のやりたい、楽しくてわくわくする音楽をするには、自分の持つメッセージを元に意見交換できる場を作るにはどうするか」
「自分でバンドを作ってみるのはどうか」
「配信などで、情報発信力を身につけよう」
「自分が好きな音楽と世の中の皆さんが好きな音楽とではどのくらいギャップがあるんだろう」
などなど、色んな方面から考えて、行動して、という風にできたと思う。
で、それが出来ていたら簡単に引き受けてはいなかったはずだ。
それが何を間違ったか「ギターの練習になる」という一番遠回りをわざわざしたもんだから、自分が顕在的に考えていた上辺だけの「上手くなろう」と、
潜在的に抱えていた「ワクワクする音楽(コンテンツ)を発信して、理念に共感する人の意見を色々きいてみたい」という感覚の間で
心と体のバランスが悪くなっていたんではないだろうか。
武道でいうところの心技体の一致が成されていなかった、というか。
ビジネスで言えばとにかくアフィリエイトしよう、ブログ書こう、みたいな。
なんでそれをするか、した先に何を見ているか、全く考えていない。
これは不完全主義(準備に終始せず、6割以下の準備でもまず走り出すという考え)とは真逆。
むしろ完全主義。
自分がしたいことを最後に成すために、まずはとりあえずギターうまくなっておこう、という完全準備主義。
そりゃうまくいかんわな。
この状態でサポートしていて、もしかしたらサポート先のバンドの皆さんも、心なしか違和感を感じていたのかもしれない。
いや、一生懸命やってたつもりなんだけどねイヌパワーは本人は。
だから冒頭で、まあ当時の感情を敢えてそのまま文字にしてみたんだが、こうやって振り返ると自分に至らない点があったのだろうと淀みなく分かる。
3つ目。
そもそもサポートってガラじゃない。
はい。
これはもう100%僕が悪いです。
何かっていうと、簡単です。
僕はヒーロー願望が超強いんだった。
自分が目立ちたいんだった。
前に出たいんだった。
みんなに賞賛されたいんだった。
みんなに面白いと思ってほしいんだった。
みんなを笑わせたいんだった。
みんなで一緒に色々なことを考えるきっかけを作りたいんだった。
自分のことを理解していなさすぎた。
2つ目と近いっちゃ近いけど更に核心。
自分が目立つ+皆んな喜んでる=幸せ
こんな簡単な式忘れてた。
まあこれ、文で見るといい歳こいてキツいなこいつって思うよね。
うん、分かる。
その感覚は正しい。
だけどさ、考えてほしいんだけど、
自分が主体的にした行動じゃないことで誰かが喜んでて、それでもいいやっていうのはさ、
逆に無責任だと思うわけよ。
だって、誰かが喜ぶことそれだけが目的ならさ、
自分がその人に干渉する必要って一切ないじゃない。
自分なんか別に干渉しなくても、自分の見えていないところでその人は幸せだよ多分。
そうじゃないよね。
自分が働きかけたことで、その人の新しい気づきが生まれてさ、そんで成長や進化、幸せや新たな価値観が生まれてさ、そんでそのこと全部を総称して「楽しい」ってなるわけじゃんか、お互いに。
だから、ヒーロー願望があることと新しい価値観を提供できることって、実は全然矛盾してないと思うわけ。
サポートって職人的な響きでかっこいいって憧れてた部分もあるんだけど、職人である以上、常に一定以上のクオリティを求められる通りかそれ以上で返すことのできる人のことだよね。
少なくとも僕はそれをギター1本で体現できる器ではない。
代わりに情報発信を極めて行動することは、きっとできる。
そこから更に色んなことを深掘りできる。
そのことをもっと発信して誰かに価値提供ができれば、更にお互いが成長する。
こんなサイクルが生まれたら、最高じゃないか。
随分遠回りしてしまったが、
当時悲しかった過去を経て、今成長の糧にすることができた。
間違いなく言えるのは、ビジネスを本気で学んで、過去の嫌なことも全て学びに転化できるサイクルを作れたから、前向きに糧にすることができていると思う。
なんだ、勉強とか成長とか、全然難しくないじゃん。
楽しいじゃん。
偉そうに上からものを言う人たちはだーれも教えてくれなかった。
代わりに僕が、あなたにそれを伝えたい。
なんて、思うわけよ。
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